上越市高田35年ぶりの大雪 積雪2m間近 1日で103cm降る
– 2週間前
新潟県上越市高田は2021年1月9日も雪が降り続き、正午時点で積雪が198cmに達した。また降雪量は前日8日だけで103cmを記録しており、1日で降った雪の量としては1986年1月以来35年ぶりの大雪となっている。同市は同日、大雪災害対策本部を設置した。
新潟地方気象台によると、各地の積雪は安塚で275cm、妙高市関山で159cm。
市内各地の道路では、車の立ち往生や、積雪による道路幅や車線の減少により渋滞した。また市民は朝から除雪に追われた。
国道8号の下源入交差点付近では午前8時頃、車線変更をしようとした大型トラックがハンドルを取られ、約15分間立ち往生した。近くの建設会社が除雪車を出動させ、トラックをけん引し解消。救出を手伝った現場近くのガソリンスタンドのスタッフは「お客様にも迷惑がかかるので手伝った。こんなに雪が降るともう災害ですね」と話していた。
南本町3の雁木通りでは、道路脇に寄せられた雪が雁木の庇に届きそうな高さにまで積み上げられていた。自宅前の除雪をしていた嶋田貞次さん(89)は「こんなに一気に降るのはここ20年くらいで初めてじゃないか。一斉雪下ろしをしなければだめかもしれない」と話していた。
今後10日午前6時までの24時間降雪量は、上越の多い所で、平野80cm、山沿い100cmと予想されており、気象台では不要不急の外出を控えるよう呼び掛けている。
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