春日山城跡の初冬の風物詩 黄金色の「一本イチョウ」が見頃
– 1年前
新潟県上越市の春日山城跡にある「一本イチョウ」が見頃を迎えている。幾段にも区切られた屋敷跡に1本だけ黄金色に輝く様子は、同所の初冬の風物詩として親しまれ、散策に訪れた人の目を楽しませている。
イチョウがあるのは標高約160mの二の丸跡付近。山城の景観整備のため、市が1999年から15年ほどかけて杉の木を伐採し、ふもとの市街地からでも見えるようになった。落ち葉が敷き積もると、まるでじゅうたんのように黄金色が二の丸を覆う。
時折青空が見られた11月29日は、市民らが散策に訪れ、イチョウの木を写真に撮ったり、ベンチに座って眺めたりと楽しんでいた。同市春日山町2から訪れた70代女性は「ふもとからよく見えるので、毎日色付くのを楽しみに見ていた。晴れた日には本当に奇麗なので毎日見に来たい」と話した。
上越市教育委員会文化行政課によると、天候によるが見頃はあと数日だという。